<がん哲学ドキュメンタリー撮影日誌②0305>  




3月2日福井県済生会病院のメディカルカフェを取材する。この病院は、全国でもまだ珍しい集学的がん診療センターを開設して、がんの患者さんを多角的に支える取り組みをしている。簡単に言うと、医師や看護師をはじめとした医療関係者だけでなく、心理士や栄養士、地域の専門家などあらゆる人々の知恵と努力が集まってがん患者を治療しようというのだ。勿論、がん哲学カフェも行われている。
この病院のスタッフは、みんな、とてつもなく優しい。私も、お茶を飲みながらどう映画の中に取り込めばいいのかと思いを巡らせている。
病院では、楽しみがひとつある。それは病院レストラン。ここで注文するカツカレーは、すぐに出てきて美味しい。病人だって病院で美味しいものを食べたい気持ちには変わらない。次は、和風ラーメンにしよう。
 今回は、帰り道に楽しい瞬間に出会った。それは、新幹線の中。福井、米原、静岡を通り、東京に帰る。静岡を過ぎた頃、3月3日の富士山が見えた。
思わず写真を撮った。こんな事で喜んでいる自分。少し、心で照れた。

監督 野澤和之



「がんと生きる 言葉の処方箋」

【ドキュメンタリー映画概要】 ●ドキュメンタリー映画90分      ●劇場公開については以下のサイトをご参照ください 「がんと生きる 言葉の処方箋」 https://kotobanosyohousen.wixsite.com/website/home 製作:がん哲学外来映画製作委員会  監修:樋野興夫  監督:野澤和之

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